Ryzenについて今更もう一度考えてみる

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Ryzenについて今更もう一度考えてみる

AMDより発売されたRyzenシリーズの7・5について。



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概要

AMD製の新CPUのRyzenシリーズのハイエンド向けのRyzen7が2017年3月に、メインストリーム向けのRyzen5が4月に発売された。
CPUは性能がほぼ頭打ちと言われ、実際ここ数年性能の向上があまりなかったが、久しぶりの期待を呼ぶニュースとなった。

Ryzenは、新アーキテクチャ「Zen」を使い設計されており、前世代のAMDコアと比べ、1クロック当たりの実行命令数が倍以上になった。
また、CPU温度・使用率・消費電力をモニタリングし、自動でパフォーマンスを調整する機能「AMD SenseMIテクノロジー」も搭載。

GPUは内臓していないため、使用の際はオンボードグラギックスかグラボを別途積む必要あるので注意。





Ryzenの問題点

Ryzenですが、発売後に様々なところで色んなテストを用いてIntel製品との比較がされていました。
ですが、Ryzenの方がコスパが良いって記事があったり、Intelの圧勝だって記事があったりと統一性がなくよくわかりません。

ただ、各スコアなどから見て一つ確実に言えることは「RyzenはCore iシリーズと比べて、マルチコア処理性能は高いが、シングルコア性能がIntelよりも低い」ことです。これを前提として、あえてデータをあまり見ずに考えていきたいと思います。

シングルコア性能から見るRyzen

シングルコアの性能が低いということは、「軽い作業の場合遅い」ということです。
CPUは基本的に複数のコアを搭載していても、マルチコアで処理する必要がない軽い処理に関してはシングルコアで対応するように出来ています。
実はPCでの作業は今のCPUならほとんどがシングルコアでの処理で十分なので、大多数の人のPCでの作業の快適さを決めるのはこの「シングルコアの性能」ということになります。

また、それだけでなく、現在のアプリケーションのほとんどがマルチコアに最適化されておらずシングルコアの性能がパフォーマンスに直結し易い環境も大きいです。

本来処理が重くマルチコア性能が優位に立つべきの3Dゲームでの性能テストすらRyzenはCore iに負けているものが多々あるというのが現状です。
ですが、これはあくまで数値上の話です。実際にRyzenとCore i両方を使って実際にゲームや作業を行った人たちの感想を見てみるとそこまで差があるようには感じないという意見でした。
数値を見る限りは確実にCore iが優勢ですが、実際の作業時には差は感じられない程度です。
Ryzenがマルチコア性能で圧倒的なものがあるのは確かですし、これからアプリケーションやRyzenがマルチコアに最適化されていく可能性も含めて、シングルコアの性能は低いというだけでIntel一択となるのはちょっと早合点しすぎだと思います。数年後にマルチコア性能がものを言う環境になってないとも言い切れないですし。
ただ、現時点ではいえば総合的に見てCore iが優位なのは間違いないので難しいですけどね。





マルチコア性能から見るRyzen

これは現状主に、動画のエンコードやレンダリング等になります。
純粋なコアの数が所要時間に関わってくるため、この点ではRyzenが大きくCore iに比べて優れています。

ゲーミング用途においてですが、本来はマルチコアで優位なRyzenに軍配が挙がるべきですが、Core iの方が良い数値を出しているようです。原因は色々考えられますが、恐らく最大の原因はマルチコアに対するアプリケーション側の最適化不足もしくはRyzen側の最適化不足のどちらか、もしくは両方と考えるのが妥当ですね。

元々、GPUを内蔵しておらず最大パフォーマンスを伸ばすことに特化したRyzenは動画関係やゲーミング用という位置付けで間違いないですが、シングルコア性能を犠牲にしているだけに片方崩れてしまっているのは痛いですね。
ただでさえ、どちらも使用用途として一般的にはメジャーではないだろうし。

シングルコア性能とマルチコア性能どちらに頼る場面が多いかというと圧倒的に前者ですので、総合的に見てCore il側の圧勝という考え方が一般的です。マルチコア性能ではRyzenが上とは言っても、Core i7などはマルチコア性能も十分な性能を持っていますからね。




RyzenとCore i比較(性能表)

探せば簡単にあちこちで見れますが、一応比較表を載せておきます。
ベンチマークスコア辺りの消費電力・価格でRyzenが目立ちます。これだけ見ればRyzenが圧倒的に良いように見えるのでPCって難しいですね。


ベンチークスコアはPassMarkのベンチマークスコアを参考にしたおおよその値。
CPU名称ベンチマークTDPクロック数ターボ時コア数スレッド数価格(円)
Ryzen 7 1700X1470095W3.43.881643000
Core i7 6800K  13590140W3.43.861251000
Ryzen 7 17001380065W33.781637000
Core i7 7700K  1228295W4.24.54840000
Ryzen 5 1600X1310095W3.3461229000
Core i7 7700   1093165W3.64.24836000
Ryzen 5 16001240065W3.23.661226000
Core i5 7600K 925991W3.84.24429000
Ryzen 5 1500X1070065W3.53.74823000
Core i5 7500    787465W3.43.84424000
Ryzen 5 1400840065W3.43.44820000
Core i5 7400  740065W33.54422500


以上です。ご覧いただきありがとうございました。

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